書評 地球幼年期の終わり


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書評 地球幼年期の終わり


作者 アーサーCクラーク

感想文作成の前に
ちょっと確認しておこうと
サイト検索したところ
でるわでるわ
有名人からそうでない人まで
書評やら感想文やらがザクザク 。
いや
ファウンデーションとはえらい違い。
日本人の琴線に
触れたということでしょうか。
え? 何がって?
黒船ですよ。
黒船。

アメリカとソ連(当時のロシア、大雑把な説明ですが)が
宇宙開発競争や
軍拡競争の真っ只中。
それこそもう
一触即発で世界大戦という
緊張した状態にありました。

その翌日
朝目覚めてみたら
国連事務総長ナントカさんは
上空を見て
「シマッタ!遅かった」
と叫びます。

頭の上に
巨大な円盤が鎮座ましましていたからです。
ニューヨークだけではない。
世界中の国の首都の真上に
一隻ずつ
巨大円盤が存在していたのです。

あれと一緒です。
あれ……そう
浦賀沖にやって来た鉄製の軍艦四隻と。
あるいはB29で
厚木に乗り付けたマッカーサーでもいい。
「OK!あとは引き受けた。君たちはもう、何にもしなくて良い。我々のいう通りにするんだ。それで全て旨くいく。長いことごくろうさん」

そして
この円盤の代表者は
後に地球人達から
オーバーロード(主上)と呼ばれますが
一人しか姿を見せません。

そして
国連事務総長のナントカさんを代表にして
ナントカさんを通じてのみしか
地球人とコミュニケーションをとりません。
実はナントカさんにも姿もみせないのです。
通達はすべて
音声のみを通じてしかなされないのです。

「バカにしゃがって!」
と国の一つが
最新式ミサイルを打ち込みますが
爆発もせず
ミサイルは行方不明。
報復もなし。
コメントもなし。
知らんぷりのまるきり無視。
格が違うとかの
レベルではないと言うことに気がつきます。

ナントカさんを通じて
下される命令に従っている内に
地球はどんどん住みやすくなって
人類は幸せになっていきます。

ナントカさんの名前を
調べてみました。
ストルムグレンさんでした。

彼は黒船が来た時
たまたま国連事務総長だったため
その後死ぬまで
主上(オーバーロード)との
連絡将校(リエゾンオフぃサー)役を
勤めることになるのです。

ついでに主上の名前も調べました。
カレルレンです。
人類はもはや進歩に対する意欲を失って
主上から与えられた
先進技術の成果を享受することによって
幸せに暮らしておりました。

そんな中で先祖帰りの様に
一人だけ未知に対する
興味と意欲を失わない
登場人物が現れます。

ジャン・ロドリックスです。
ジャンは主上の母星を
この目で見てみたいという
大それた望みを抱き
母星へ向けて送り出される
地球の様々な標本を運ぶ船に
積み込まれる中の
クジラのお腹の中に隠れて密航します。

ジャンはイスラエル読みにすれば
ヨナですね。

さて
さしものストルムグレンも年老いて
役目を交代する時が来ます。
ストルムグレンとの長い付き合いの中で
友情が芽生えていたカレルレンは
お別れに
何かプレゼントしたいと言います。

では
あなたの姿を見たい
というストルムグレン。
見せてもらえたのか
ダメだったのか
ストルムグレンはその後
死ぬまでどっちだったのかを
誰にも語りません。

そして
その日がやって来ました。
「テイクオフ」の日です。
人類の中で
次の段階に進化した子供達が
旅立つ日です。

精神的存在にまで進化した子供達は
自分達の親たちごと
生まれ育った地球を
透明な虚無の空間に
破壊して去ります。

それを見守るのはジャンただ一人。
カレルレンはジャンの前で
自分の姿を見せて
ジャンを慰めます。
その姿は
人類が長く
悪魔の姿として認識していた形をしていました。


SF THINK 提供著者:由宇 幸輔
利用小説サイト
クリエイターマイページ
著者様には許可を得て、当サイトに紹介しております。


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