ハリ・セルダンの極めた歴史心理統計学


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ハリ・セルダンの極めた歴史心理統計学


さて
次善の策としての
ファウンデーション設立とは
如何なるものだったかというと
百科事典の編纂委員会でした。

銀河系を
超光速の宇宙船で飛び回り
首都は
惑星一つを
丸々建造物化して
膨大な行政能力を有し
宇宙艦隊を派遣して
星界に覇を唱えた銀河帝国の
科学技術と行政システムを記録保存することに
これあい努めるのです。

空気と水の様に
「在って当然」の
これらテクノロジーが
帝国の繁栄に翳りが差すと平行して
喪失、偏在化して行き
機能が損われていきます。

遠方では植民地や
自治領の反乱や独立が起こってきます。
後に
第一次セルダン危機
と呼ばれるものです。

奇しくもテクノロジーの喪失は
百科事典編纂委員会に蓄積されていた
記録類のお陰で回避出来ました。
全てが落ち着いた所で
人々はファウンデーションの中にある
ハリ・セルダン記念館の展示場にある
エグジビション・モニターの前に集まります。

タイムロックが解除され
3Dのハリ・セルダンが
辞書編纂委員会の
意味と効果を説明して
予言が当たっていたこと
危機が無事回避された事を検証します。

ファウンデーションが帝国に対して
政治力を持ち始める始まりです。

ここで
セルダン危機についてちょっと一言。
ハリ・セルダンの極めた学問
歴史心理統計学は
マクロで歴史を予言することが
可能であるという設定になっています。
だから
帝国の繁栄に
水を差す者として捕らえられ
裁判に掛けられ
処刑されてしまうのですが
その直前に
いくつかの危機を予言をします。

それが「セルダン危機」です。
ファウンデーションの設置と
それに附随する幾つかの仕掛けで
危機は何とか回避されていくのですが
第二次セルダン危機までは
それは見事に当たっていました。

しかし
なん千年かの後で訪れた
第三次セルダン危機に至って
さしもの心理統計学にも
翳りが生じてきます。

タイムロックが作動し
画面上に現れたセルダンは
頓珍漢な予言を始め
ファウンデーションの守り手たる弟子たちは
パニックに陥ります。
パラメーターのズレです。

折角のハリ・セルダンの企ても
こんな所で
水泡に帰してしまったのでしょうか?
物語はまだ
中盤に差し掛かったばかりというのに……。


SF THINK 提供著者:由宇 幸輔
利用小説サイト
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著者様には許可を得て、当サイトに紹介しております。


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