SF作法 ダストシュート・システム


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SF作法 ダストシュート・システム


「首都消失」
原作は読んだ記憶はあるのですが
映画は見てないんですよ。
でも、あれが、小松左京です。
力まずに日本を沈没させたり
東京を消失させたり出来る人なんです。

それどころか
地球一つ丸ごと消滅させたり
平気でする人です。
そのバイタリティーに
「呑まれて」しまうのです。
ご存知とは思いますが巨漢です。

何でも良く知っているし
実技も伴っています。
グルメというよりは
ブルドーザーだそうです。

星新一等
SF作家仲間数人と
食事に行き
食事が終わる頃
やおら同じくらい大食漢の
星新一の方を見て
「さあ、何か美味しいものを食べに行こうか?」
ニヤリと笑って言うそうです。
すると
筒井康隆をはじめとした
食の細い連中が
「うぇっ」と
閉口したということです。

溢れる教養、溢れる栄養……。
彼が仲間達から
「精神的胃拡張」
と呼ばれる所以です。

違う例えになりますが
世の中には
どのような種類の食事も
ひとつのドンブリに
ひとまとめに食べる方もいるみたいです。

それに似たような話があります。
アメリカンSFの
ビッグファイブの一人
A・E・ヴァン・ヴォクトが
「ダストシュート・システム」と名付けて
好んで使っていたSF作法(さっぽう)で
建物に付属したダストシュートに
ゴミを投げ込む様に
一つの小説に
思い付く限りのアイデアを
次々と叩き込む方法です。

アイデアとアイデアが
旨く結び付いて
奇想天外なアイデアにふくれあがったら
オナグサミ。
細工は隆々
仕上げはごろうじろ……とばかりに
次々と奇抜な仕掛けを繰り出して来ます。

それはもう
めくるめくばかりの……。
それは
一番成功した時の場合で
そうもでないのも
勿論、あります。

しかし
そこまででないものでも
バラバラで持っていた時には
思いもしなかったのに
一つの小説に入れて
掻き回していると
両者が互いに反応して
作者も思っても見なかった関係が
明らかになってくる
という例もあります。

栗本薫さんが
後書きの中で良く使っていた
「ヘエ、そうだったんですね。ビックリしました」
というアレです。
エ、それもないくらいに
全く失敗した場合はどうか、ですって?

そんなモン
ボツですよ、たぶん……。


SF THINK 提供著者:由宇 幸輔
利用小説サイト
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著者様には許可を得て、当サイトに紹介しております。


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