小松左京のブーム


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SF THINK

小松左京のブーム


電子頭脳付きと呼ばれる
小松左京。
まだコンピュータという言葉も
一般的ではない時代でした。

大学に進学し
読書の時間に
そんなに不自由しなくなって
再び小松左京の名前が耳に入ってきたのは
少し変わった方角からでした。

「京都学派」とよばれる
京大人文科学研究所を
そのホームグラウンドにする
一連の自由闊達な研究者、学者の
グループの一員として聞こえてきたのです。

漱石山房に例えられて
今西山房と呼ばれるその集団は
主峰、今西錦司教授の主催する
勉強会のメンバーで構成されていました。

梅棹忠夫
加藤秀俊
川喜田二郎
西丸晨也等々
そうそうたるメンバーがそろっていました。

その中に小松左京がいたのです。
おりからの大学紛争
一般学生は
このユニークな学者集団が
どのようなコメントを出してくるかに
注目していました。

私個人としては
梅棹忠夫の
「知的生産の技術」からはじまり
川喜田二郎のKJ法に
痛く心酔していましたから
もう一つの求心円である
小松左京が
これにも絡んでいたことを知り
びっくりしたのです。

「集合関係でいうと、完全にカヴァーされえている」
というのが
その頃の日記に書いた
私の気持ちでした。

次に小松左京のブームが来たのは
1973年。
ご存知、「日本沈没」です。
映画化され
さらに大ヒットするのです。

ミスターチンボツというアダ名をもらい
チョイ役ではあるが
映画にも出演したり
沈没の背景理論である
プレートテクトニクス理論の産みの親
東京工大地球科学の
竹内均教授と
シンポジウムをしたり
ホンダの提供するテレビ番組
「素晴らしき仲間達」で
ソニーの盛田さんや
指揮者の岩城宏之氏と
大坂電気科学館で
トーク番組をしたりと
八面六臂の大活躍でした。

そのころのSFマガジンに
小松左京のポンチ絵が載っていて
それには
水風船のヨーヨーに興じている
小松左京が描かれていました。

そして、なんと
その風船に描かれている模様は
どう見ても
「地球」だったのです。


SF THINK 提供著者:由宇 幸輔
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